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STAND BY ME ドラえもん [映画]

日曜日に見てきました。

以下、かなりネタバレがあります。
これから観る予定がある方はご注意ください。



 
上映は2Dと3Dがありますが、断然3Dがオススメ!
とある道具が理由で迫りくるジャイアンは必見!!






そろそろいいかな? 
 
 
 

モデリングは口の表現が豊かです。
その分?あごから首にかけてちょっと違和感を感じるかも。
ドラエモン自身は実に3D映えします。
が、ジャイアンはちよっとアメリカナイズされているというか…肩が一番大きくて、足元に向かって細くなっていくような。
重心を腰に持ってくるようなデザインにして欲しかったですね。
某番組で見どころのように言われていたのび太の眼鏡とかスネ夫の髪型とかは、意外と早く見慣れます。
 
あ、あと気になったのがのび太の部屋。
窓の外に雨戸の戸袋はあっても、そこから雨戸用の桟が伸びていなかったところ。
日常ものはアラが見つけやすいのでもう少し丁寧に作くらないとね。
タケコプターで飛ぶときはこれでもかってて勢いで3Dの特性を活用してて、迫力あるんですが。 
 
今回3Dになるにあたって、ドラえもんとのび太の関係を一から始め、ひとつの物語として収める為に、柱を二人の友情とのび太としずかの恋愛に絞ったのは悪くなかったと思います。
名場面も入れやすいしね。
 
その為に、原作にはない「鼻に強制プログラムを入れている」という新しい設定が付けられたのですが、それを知った時まず最初に思ったのが『藤子プロが許可くれたんかい!?』て心配www
ドラえもんってキャラクター設定にはむちゃくちゃ厳しいって定評があるのにね;
まあ、許可下りなければそもそも脚本書けないし。
物語的にはアリだと思いましたね。
のび太の世話をイヤイヤ引き受けるドラえもんというのも新鮮だったし、プログラムによって強制送還される流れも「さよならドラえもん」に違和感なく繋がっていました。
が、そこまでやるならドラえもんが去って終わりでよかったんじゃないかな。
ウソ800を使うなら、ジャイアンとスネ夫が謝りにくるシーンを入れてくれないとなぁ。
原作にはない、アニメの追加だけどあれ好きなんだ。
 
で、恋愛の方ですが。
元祖『君は履歴書に書けない特技が多すぎます男』のび太の一番良いところって「ケチじゃない」だと思う。
スネ夫にどれだけ仲間はずれにされても、自分がいい目を見ている時は快く仲間に入れる度量の広さは紛れも無い長所です。
さらに類まれな異文化コミュニケーション能力の高さ。
そんなのび太のよさがこの映画では全然描かれていない。
正直、やる気も起こせないくせに望みだけは高いマセガキにしか見えない。
なのに「のび太の結婚前夜」でしずかちゃんのお父さんがあの名セリフを述べても白々しいだけです。
…まあ、色々と努力する姿も見せていたけどね。
「雪山のロマンス」で実は子供ののび太と未来ののび太がリンクする展開は面白かった。
それなりに成長しているんだなって雰囲気も一応あったし。
ても、それはのび太ならでは…じゃないんだよなぁ。
 
 
観るのを楽しみにしているお子さんも一杯いらっしゃるのかもしれませんが、正直子供向けじゃない。
「すべての、子ども経験者のみなさんへ。」のあおり文句通り、大人向けの作品です。
お子さんはやっぱり普段欠点だらけなのび太たちが力を合わせて大活躍したり、日常と関係ないところを冒険したりする方が面白いんじゃないかな。
そういうのは全くないから;
お子様は 来年の映画とか、もうすぐやるだろう恒例のドラ誕生日スペシャルとかで楽しもう。
 


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