大妖怪展に行ってきた [時事]
8/28まで江戸東京博物館で開催中の「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで 」に行ってきました。
国宝の神虫が気になっていたんだけど、七月一杯のみの展示だったそうで惜しい;
とにかく、会場を通して感じられるのは「昔も今もみんな妖怪を楽しんでいるなあ」ということですね。
昔は電子顕微鏡も気象衛星もないので、具合が悪くなっても原因を突き止められないし、自然災害も直前にならないと分かりません。
そういう訳の分からないものを「怖い怖い」だけですまさず、どうして起きるんだろう、どんなヤツの仕業だろうと考え、姿を想像し、名前を付けてうけいれる。
また、身近な物と異形の姿を結び付けて親近感をもたせる。
そういう心の余裕というか、遊び心は現代のゆるキャラや擬人化とかと変わらないかもしれません。
地獄絵図はお説教的な意味合いが強いのですが、妖怪はどこか愛嬌があって時には失敗している姿も見受けられる。
目に見えない壁一枚向こうのお隣さんの日常を垣間見ている感じがいいですね。
妖怪の他にも幽霊画、や土偶もありました。
個人的には幽霊画の雪女と遮光機土偶は一見の価値があると思います。
また、妖怪ウォッチはジバニャンやウィスパーのボツデザインとかも展示してあって、ファンは必見かも。
金土曜日は午後九時まで開いているので、コミケ帰りとか都内に用事があればちょっと足を伸ばしてみてはどうでしょう。
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