「お・さ・か・な」大作戦

７／７に葛西臨海水族園で行われた地震避難誘導訓練に参加してきました。
避難訓練なんて学生時代以来ですね。
　

　
「お・さ・か・な」とは「おさず・さわがず・かけださず・なによりだいじなあなたの命」という水族園の防災標語だそうです。

閉館時間五時を過ぎ、大勢のお客さんが駅に向かうなか、逆方向に歩く面々…事前に申し込み、作戦に参加する人たちです。総数1500人、老若男女様々、車椅子の方も見受けられます。
一度閉まった門が再び開くと既に列をなしていた人たちが当選葉書と引き換えに参加証とアイテムを受け取ります。
　

こちらが参加証です。訓練中は分かりやすく首に掛けておきます。
その他にいただいたもの。
　

　
訓練要綱、訓練用パンフレット（通常の案内に加えて訓練約束事項等が書かれています）、アンケート用紙、記念品？の非常食。
これは後で自分の防災カバンに入れました♪
　
参加者が入りきり、各々好きなところに散らばった六時過ぎ、最初の案内放送が流れます。
要は「適当なところで地震が来たと放送するので、内容に従ってくださいね」という話です。
それから暫くは自由時間。
レストランは販売していませんが、ショップは開いているし、外にも普通に出られるし、訓練なんて忘れそうなくらい呑気に園内を回ります。
いつもと雰囲気が違うのは消防や警察のユニを着た人たちがやけに目に付くところくらいでしょうか。
…と、そこに次の放送が！
「地震が発生しました。身を低くしてください」
　
私がいたのは二階からの階段を降りた付近の一階ほぼ中央でした。
慌てて（は良くない；）低い屋根と壁があるところに寄ってしゃがみました。
でもここ、後で考えたら角地だったんで水槽が割れた時に逃げ場なかったんだよねぇ；
今回は無事に地震をやり過ごしたとして、暫く待っていたら次の放送が流れました。
「係員の誘導に従って退避してください」
辺りを見回すと隣の世界の海エリアにヘルメットを被って赤く光る誘導灯を振るスタッフさん、そして既に避難を始めている参加者の列が見えました。
周りの参加者にこちらです、と声をかけつつ私も列に加わります。
　
水族園は殆どのエリアが暗くて迷いやすいと思っていたのですが、退避用にあちこちが開かれると実にシンプルでした。
世界の海エリアから渚の生物エリアに向かう付近まで最短距離w、そして職員用エリアを抜けて外に出ます。　
職員用エリアは普通に白っぽい壁でした。
車が止められそうな広い空間や用具が置かれている棚や物置などがあります。
　

そして各ポイントの誘導に従い、淡水生物館がある公園をグルッとまわって正門前の水の広場まで行きます。
　

ここがゴール。
普段の入り口を使わないのは、そちらは段差が多いのでトラブルを減らすためだと思われます

私たちとは違うルートでも避難していた人たちもいました。
その列を目で追っていると、終わりごろにヘルメットを被ったスタッフさんたちがまとめて出てきました。
　

園内に取り残された人がいないか確認してから出てこられたようです。
　

普通のスタッフさん、レストランのスタッフさんも一丸となって参加者の安全を確保してくれました。
　
水の広場まで来たらそのまま帰ってもいいし、また園内に戻ってもいいことになっていました。
全員の退避完了を確認したところで訓練は終了と放送が。
再び三階に向かうゲートに人々が集まりだします。
みんな好きだねぇwww
そのまま八時まで見学していたり買い物していたりで、終了です。
　
　
特にトラブルはなかったようで、作戦大成功！！…といきたいところですが。
ちょっとなぁ；って思う事もあったり。
公園を歩いている間、列のすぐ後ろで大声で歌いだしたコがいたのですよ；
多分避難訓練なんて今回が初めてっぽい未就学児。
タダでさえ外では聞き取りにくい放送がその歌のおかげで更に聞き取りにくくなりました。
ご本人は遠足気分なのかゴキゲンだし、横にいるお母さん何も言わないし；　
これは参加前にご家庭で訓練の趣旨をちゃんと理解させておくべきだったんでしょうね。
　
　
それ以外は特に問題はありませんでした。
終了後、近くでホントの地震が起きたのは驚いたけど、あの様子なら心配いりません。
安心してお出かけください。